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Nancy Bardacke 
CNM, MA, Founding Director MBCP​
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助産師であり、マインドフルネスティーチャーであるナンシー・バーデキー氏は、出産と子育てのためのマインドフルバーシングプログラム(MBCP)を開発し、世界各地でこのプログラムを教え、広めるためにMindful Birthingという組織を設立しました。このプログラムは1971年から出産を控える家族を支援してきました。

長年、助産師として自宅分娩や助産院、病院での分娩に携わっています。

 

長年瞑想を実践し、1994年からジョン・カバットジン博士によって開発されたマインドフルネスストレス低減法(MBSR)のトレーニングを提供し始めました。何年にもわたってMBSRを教えた後、彼女は妊婦とパートナーへのプログラムの必要性に気付き、ジョン・カバットジンの後押しを受け、マインドフルバーシング:MBCPプログラムを開発しました。

 

1998年から、このMBCPを1500組を超える夫婦達に教えてきました。

2017年までOsher Center for Integrative Medicine at the University of California San Francisco (UCSF)にてMBCPプログラムのディレクターを務めました。現在も続けてUCSF看護学校の臨床助教の職を果たしています。

また現在も、出産を控える夫婦や医療者へのマインドフルネスワークショップと共に、MBCPのインストラクターのトレーニングを、全米また世界各地で開催しています。

​ナンシー・バーデキー氏と、その同僚であるウィスコンシン大学マディソン校ヒューマンエコロジー学部、チャイルド・ファミリー・ウェルビーングセンターの副ディレクターであるラリッサ・ダンカン博士は、マインドフルネスのスキルが妊娠中のストレスや不安、出産時の痛みを軽減し、出産後の夫婦や親子の絆を強めるかどうかを検証するために、しっかりとした研究プログラムを開発しました。また彼女は世界各地のMBCPティーチャーやMBCPプログラムが妊娠中の妊婦とそのパートナーや子どもに与える影響を調べる研究者と協力しています。

ナンシー・バーデキー氏の著書であるマインドフルバーシングは2012年7月にハーパーワンから出版されました。オランダ語、ドイツ語、フランス語、トルコ語、ルーマニア語に翻訳されており、中国語版も近々出版される予定です。

マインドフルバーシングはこれまで以下の賞を受賞してきました。

・アメリカ助産師学校ベストブックオブザイヤー2014

・全米育児関連書賞2013

・ママズチョイス賞2013

・グレーターグッドサイエンスセンターが選ぶトップ10、2012

 

マインドフルバーシングに関する詳細(英語)

https://www.mindfulbirthing.org/

Eluned Gold
MSc.,  RMN., PGCE., Director of Training MBCP
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​エルネド・ゴールド氏はこれまで40年以上にわたり、セラピスト、またマインドフルネスティーチャーとして人々の健康や幸福を高める分野で働いてきました。

2001年にはマサチューセッツ・マインドフルネスセンターでフェリス・ウーバノウスキー氏を初めとするティーチャーからマインドフルネストレーニングを受け、その後、マーク・ウィリアムズ教授からMBCT(マインドフルネス認知療法)のトレーニングを受けています。

その後、20年間にわたり、英国Bangor大学マインドフルネス研究実践センターでマインドフルネスティーチャーとして教え、 その中で、カリキュラム開発やマインドフルネスティーチャーのトレーニングプログラムの開発に携わり、ティーチャートレーニングパスウェイ(TTP)を開発しました。

2017年、プロフェッショナル継続教育ディレクターの職を退いた後、マインドフル・バーシング&ペアレンティングのトレーニング・ディレクターに就任し、現在に至ります。家庭を築き始めようとする家族にマインドフルネスを届けるという仕事に携われることを非常に喜んでいます。

英国のウェールズ北部在住、4人の子どもと2人の孫に恵まれているエルネド氏は、個人やグループ、特に親、あるいは家族と関わる専門家にマインドフルネスクラス、マインドフルネスティーチャートレーニングを教えています。

​Teachers in JAPAN  / MindfulBirthing JAPAN
                                       www.mindfulbirthingjap.wixsite.com/mindfulbirthingjapan
​丹家 歩
​Ayumi Tanke
産婦人科医・研究員・講師

​  産婦人科専門医

​  東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学 家族看護学分野 客員研究員

​   晃陽看護栄養専門学校 助産科 非常勤講師 

マインドフルバーシングティーチャー

​  Completed MBCPTT level 1 in 2016

       Completed MBCPTT level 2 in 2019

  MBCT teacher training module1 in 2018

       早稲田大学文学学術院 心理学教室(越川房子先生)2016年、2019年~現在 履修中

兵庫県明石市出身。奈良県立医科大学を卒業後、岐阜・長野・沖縄・宮古島・鎌倉にて周産期医療センター・大学病院での周産期医療、宮古島での訪問診療を経て東京在住。2011年より自然分娩をテーマにした映画自主上映会、赤ちゃんも一緒に聴けるコンサート、院内コンサートなどを開催。病院の枠組みを超え、心身共に健康で生きることについて気付きのキッカケを提案するようになる。2016年前期に続き、2019年4月より早稲田大学文学学術院の科目等履修生として越川房子先生の下でマインドフルネス心理学を専修中。また、全国各地にて女性の身体を学ぶ講座やメンタルケアについての勉強会を開催し、日本でのマインドフルバーシング普及にむけ、地域の母子支援施設や助産院、産婦人科などで”心の出産準備クラス”として提案している。

Bridge of  Life  命の架け橋”が活動のキーワード

みなさま、こんにちは!​産婦人科医の丹家です。

ある時期、産科の外来診療をしている時、ちょうど私の同じ外来の曜日に、精神疾患合併の精神科医の先生が外来をされていました。

気がついたのは、ほとんど同じ妊娠経過にもかかわらず、”不安”を強く感じるか、心が穏やかであるかによる妊娠期間に感じる喜びの差でした。妊娠中は、どなたにとっても今まで経験したことのない事が日々やってきます。さて、その一つ一つの出来事を、どんな状態の心で受け止めるのか、どう家族の糧にしていくのか、、その中で赤ちゃんの成長の喜びを味わっていくには、、そのために産前に出来る指導はないだろうか、と考えていました。調べていく中で、マインドフルネスに出会い、更にマインドフルバーシングに出会いました。助産師さんが私と同じように不安や痛みを感じる家族への必要性を強く感じて開発した両親学級のような連続講座であること、かつ実践プログラムであり研究もされており、全世界的で取り組みがされていることで、強く同調し、私自身の学びと実践が始まりました。

マインドフルネス ”気付く” とは、まるで、赤ちゃんに還るスイッチのように感じています。

赤ちゃんが初めて体験する世界。先入観なく、不安もなく、なんでもオモチャのようでもあり、好奇心でいっぱいになる世界です。

不安になることもできますが、一緒に楽しむことを選択することも出来るのです。

 

妊娠・出産、そして子育ての中で経験する出来事や感情と丁寧に向き合うことで、自分の心の癖を理解していきます。

そして家族と一緒に乗り越え、新しい方法で手をつなぎなおし、さあ子育て・自分育ての時間へ。

私自身、マインドフルバーシングの学びを始めてからの数年で大きな人生の転機も訪れ、その度に日々のマインドフルネス瞑想を行ってきました。自分の人生に起こっていることを正確に理解して、その人生の波に好奇心を持って乗ってみること、は瞑想を通じて出来るようになった大きな強みです。自分の心が健やかであり、周囲の方々のサポートに気が付いて心から感謝することで、人生の変化・ピンチが大きなチャンスになるのだ、と実感しています。​

女性の人生は、産前産後を含め、大きな変化の連続です。産前の学びを通じ、マインドフルネス”気付き”が、その期間に限らず、人生のお供になりますように。それぞれ人生がよき旅路となりますことを心から願います。

 

これから、日本でも、より多くの場所で、心のこと、その学びの重要性、等を実践・研究を通して広く理解されますよう尽力していきたいと思っています。よろしくお願いいたします!

*********

無事に3日間を開催いたしました。多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました!

今回のワークショップの開催報告も順次、こちらのホームページで掲載して参ります!

ブログ 『いのちのかけはし 』 http://ryukyubear.blogspot.jp/?m=1

​戸部 浩美
Hiromi Tobe
研究者・看護師・保健師  PhD. RN.  PHN.
 
  東京大学大学院医学系研究科附属
  グローバルナーシングリサーチセンター 特任助教

マインドフルバーシングティーチャー

マインドフルペアレンティングティーチャー

​     Completed  MBCPTT 2016

     Completed  MBCP Retreat for professionals 2016 in NY

  Completed  Mindful Parenting Advanced Teacher's Training in Hong Kong   ​  

翻訳・通訳

   NHK 『セサミストリート』『マザーグース』、その他、 

      主に教育関連の雑誌や書籍の翻訳や、同時・逐次通訳に携わる

群馬県渋川市出身。茨城県牛久市在住。東京外国語大学ロシヤ科卒。茨城県立医療大学看護学科卒。筑波大学大学院看護科学修士号取得。東京大学大学院保健学博士号習得。夫・義母・三男一女の7人家族。出産後自宅で開いていた寺子屋に来ていた不登校の子どもたちや、道を見いだせないでいた若者たちが、笑顔を取り戻して新しい人生を切り拓き、はばたいていくのを目にして、その人に合った方法で支援する方法を科学的に学びたいと思うようになる。43歳でセンター試験を受け、茨城県立医療大学で看護学を学び、看護師・保健師免許を取得。筑波大学大学院博士前期課程では、50名のお母さんにアンガーマネジメントプログラムを受講してもらい、その前後でどのような変化があったかを調べる。東京大学大学院博士課程において、育児中の親の怒りやストレスに焦点を当てた、レジリエンス(精神的回復力)を高めるプログラムに茨城県牛久市および静岡県三島市の200名以上の育児中のお母さん、お父さんの協力を得て、ランダム化比較試験で検証する。東京大学医学系研究科附属グローバルナーシングリサーチセンター特任研究員を経て、現在は同センター特任助教として勤務。マインドフルペアレンティング、マインドフルバーシングのプログラムによる効果を研究するかたわら、マインドフルネス、アンガーマネジメント、ストレスマネジメントの講座や講演を全国各地で開催し、これまで2000人以上に伝えてきた。

Bridge for Joy  「喜びへの架け橋」が活動のキーワード

皆さま、こんにちは! Bridge for Joyの戸部浩美です。

お母さんのストレスや怒りのマネジメント、産後うつについて調べていく中で、マインドフルネスの効果を知り、そして、このマインドフルネスをベースにした出産と育児のプログラム、マインドフルバーシング(Mindfulness-based Childbirth and Parenting:MBCP)に出会いました。

このマインドフルバーシングは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のナンシー・バーデキーが助産師としての長年の経験と、マインドフルネス・ストレス低減法(Mindfulness-Based Stress Reduction: MBSR,マインドフルネスを最初に医療に取り入れたジョン・カバット-ジンによって開発されたプログラム)を基に開発した妊婦とそのパートナーのためのプログラムで、現在、UCSFやオックスフォード大学を初め、世界各地で妊婦や医療者向けのコースやワークショップが開かれています。

マインドフルネス研究が進むウィスコンシン大学マディソン校においてこのマインドフルバーシングを研究するラリッサ・ダンカン博士は、彼女自身がナンシーからマインドフルバーシングを学んで出産し、これまで多額の研究助成金を獲得して、大規模な研究を行っています。最近、ナンシーとダンカン博士がメイヨークリニックにも招かれ、そこでも新たな研究と実践が始まろうとしていると聞いています。

お母さんの不安やうつ、恐れや怒りは、お母さん自身の心身の健康にも、またお腹の赤ちゃん、生まれた子どもにも大きな影響を与えます。

妊娠中から、「心の筋トレ」であるマインドフルネスを実践することによって、不快な出来事や感覚に対してもネガティブな感情や認知を増し加えることなく、ただそれに「気づき」、それと「共にある」ことを訓練していくことで、自分にも、周りの人や出来事にも、思いやりを持って対処できるようになります。そしてそれは、出産・育児においても、その後の人生にわたっても、かけがえのない宝物となります。そして、パートナーと共に妊娠中からこれを学ぶことによって、共通の言語、共通のスキルが育まれ、妊娠・出産・子育て、そして人生の様々なチャレンジに二人で協力しながら立ち向かうことができるのです。あるお父さんは「ただの出産準備コースだと思って参加したが、本当に人生を変える経験になった。このコースに参加したことで、自分の人生に対する見方は大きく変わった」と語っています。

 
私自身、4人の子どもを生み育ててきましたが、もっと早くこのような知識やスキルがあったら、自分自身にとっても子どもたちにとっても、どんなによかっただろうと思います。でも、今、それを知ることができたことに心から感謝しています。また、お伝えしている多くのお母さんが、口々にそうおっしゃいます。

切れ目ない育児支援の一つの可能性として、このプログラムを翻訳し、このプログラムを教えられる医療者・支援者を増やし、研究者としてこのプログラムの効果を明らかにしていくことで、今わたしたちが直面している多くの家族の問題を防ぐ取り組みを広げていき、世代を超えて続いてしまう負の連鎖を少しでも止めることができたらと、心から願っています。

多くの皆様のご理解とご協力をいただいて、一人でも多くのお母さんやお父さん、子どもたちが益を得られるように、喜びへの橋渡しをしていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。​

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